タイ、アユタヤ、洪水のある生活
学生の時、考古学のレポートで石包丁について調べたことがある。

「石包丁」というのは弥生時代の石器で稲穂からモミだけを収穫するのに使うハンドナイフのような農具だ。その時比較対象のつもりで現代の石包丁を調べていてタイのアユタヤ地方の資料を図書館で見た。

それによるとタイ中部平原の農業は洪水によりもたらされる肥沃な土によって成り立っており、稲の収穫は洪水の中、船に乗って行うため穂首だけを刈り取ると書いてあった。弥生時代の石器とそっくりな鉄製の穂首刈用の鎌と船に乗った農夫の写真が掲載されていた。

タイに最初に赴任した1989年、アユタヤ附近は大洪水に見舞われ、高床式のタイ式住居が平屋の水上家屋に見えた。あぁ大学で見た資料の通りだと妙に納得したものだ。

アユタヤは洪水に遭いやすい。

いつの間にか都市の生活になれてしまったバンコク首都圏の人々も歴史に学ぶということをちょっとは考えたほうがいいのではないだろうか。

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[2011/10/14 08:12 ] | タイの出来事 | コメント(0) | トラックバック(0)
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